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2009年4月

ファミ通文庫の新刊予定

『ふらぐ//ON! シナリオが破綻しています。』
原案:高崎とおる 著:坂東真紅郎 イラスト:奈月ここ
予価630円[本体600円+税5%]

 先日お伝えしたファミ通文庫の新刊ですが、よーやく新刊情報に掲載されました。
http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/09yotei/09yotei.html

 ついでに、イラストを描いてくださる奈月ここさんのページ。
http://coconutbless.com/

 ゲーム業界を志す高校生の主人公の話。
 弱小ゲームメーカーにシナリオライター(見習い)として入社した彼の最初の仕事は、クラスメイトの女の子と同姓同名のキャラを主人公にしたノベ ルゲームだった。でも、シナリオを書き出してから、周囲ではヘンなことばかり起きてしまう。これって本当にゲームのシナリオなの?
 ……といった内容。

 最初はもっと『東京トイボックス』みたいな明るく楽しく苦しいゲーム業界モノだったんだけど、編集部意向とかもあって、かなり学園モノにシフトした感じで完成しました。

 ……なんで3年もかかったんだろう。都合、3冊分くらい書いてるような気が。疲れた。まあでも、無事に出てよかった。

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ファミ通文庫向けの小説、脱稿!

【この記事は旧ブログからの転載です】

 ファミ通文庫向けの新作ライトノベルが、よーやく脱稿しました。

 タイトルは、eb!さんの方で公表されてからってことで。

 いやもうね。今回はえらいこと難産でね。へたっぴなので毎回それなりに苦労してるっちゃしてるんですが、今回はもう特別に。
 原案は例によって高崎とおる氏なんですが、彼がこの話を思いついて編集部に持ち込んだのが約4年前。
 企画が通って、坂東が初稿を書き上げたのが確か2007年夏だったから、そこから数えても2年ぶりということに。あんときゃまだ東京に住んでたもんな。長かったよ、ママン。
 しかもその間に別件で小説の企画が3冊ほど、決まっては流れ、決まっては流れるといった悲しい事件も立て続けにあったりしたわけですが。
 なんだかんだで『リセットな彼女』から数えても3年以上経ってるもんなあ。まったく寡作にもほどがありますな! もっと働こうぜ、俺。

 いまんところ発売予定は5月だそうなので、ま、よっぽどのことがなければ予定通り書店でお目見えできると思います。

 内容的には、漫画の『東京トイボックス』みたいなゲーム業界モノ+学園ラブコメ+αって感じで。
 ほんとは企画段階ではもっと業界モノに寄ってたんですけどね。編集サイドでチェックが入るたんびに学園ラブコメ側にずりずりっとシフトしていった感じ。

 でもまあ、ゲーム業界でがんばってる人、とくにプランナーやシナリオディレクターをやってる人には、あ痛てててなネタが満載です。

 つうか、これからゲーム業界を志望する若者へのエールのつもりで書きました。これはわりかしマジです。ので、そーゆー人に読んでもらえるとうれしいです。
 そうじゃない人もよろしくのすけ。

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【TRPG】特命転攻生

特命転攻生【旧ブログからの転載記事です】

 2001年エンターブレイン刊(¥4800)のハイパー学園TRPG。

 世に「学園モノ」というジャンルは無数にありますが、それらはたいてい「リアル学園モノ」と「ハイパー学園モノ」に分類できます。

 前者は、現実の学園生活の延長線上にある物語のこと。実在する学校にも(ちょっと無理すると)いそうなキャラが、実際に起きうるような事件を引き起こします。『金八先生』とか『ごくせん』なんかはこっち。TRPGだと『学園ぱらだいす』なんかがこれにあたるわけで。

 後者は、おなじ学園モノでも「そりゃーいくらなんでもありえないよ!」という物語のこと。現実にはありえないムチャな設定のキャラが登場し、物語も学園の枠 にはおさまらず、外宇宙や異次元に飛び出したり、悪魔や巨大ロボが闊歩するという具合。『魔法先生ねぎま!』とか『うる星やつら』なんかがそうですね。 TRPGだと『番長学園!!』とか『CLAMP学園TRPG』なんかがこれにあたり。

 まあ、両者のボーダーに位置するゲームとしては、『放課後怪奇くらぶ』『放課後奇譚RPG』なんかの怪奇ホラー系TRPGがくるわけですが。話がややこしくなるので、そのへんはこの際、おいとくとして。

 もうちょい分かりやすく言うと、汗と努力と友情でインターハイを目指し、合間にラブコメするのがリアル学園モノで、10万年生きた仙人の下で修行した末に掌から気弾が射てるようになるのがハイパー学園モノといったところかしらん。

 で、そのハイパー学園モノの文脈に、『スケバン刑事』『炎の転校生』『ウルフガイ』などに代表される、学園潜入モノ、転校生モノの文脈を掛け合わせたのが本作、『特命転攻生』というわけです。
 つまりPCは、拳で地面を叩き割る番長だったり、八分身する忍者だったり、転生の記憶をもつ超能力者だったり、バトンで敵をしばく魔女っ娘だったり、人間にあこがれる戦闘アンドロイドだったりするわけで。
 そんな彼らが何の因果か政府(裏文部省)の手先となって、日本中の学園を騒がす悪と戦うというお話。

 まあ、この説明を読んで分かるとおり、『特命転攻生』があつかうのはそれほど独特なクセのある世界観ではなくて、むしろアニメや漫画やラノベでありがちなシチュエーションを再現・追体験するための「あるあるネタ」の世界なのです。
 まあ、このへんのなんでもありさ加減がPBM企画的というか、いろんな意味で坂東的というか。シナリオネタには困らないですけどね。

 この企画、最初はエンターブレインさんからのオファーで始まりました。
曰く、「かっての蓬莱学園のようなハイパー学園モノで、まったく新しい企画をやれないか?」「(蓬莱学園がそれで成功したように)最初からノベルと連動企画で進められないか?」というもの。
 で、それを受けてエルスウェアで開発することになったのですが、やはり蓬莱学園と同じアプローチではおもしろくない。
というわけで、徹底的に蓬莱学園の逆を行ってみることにしました。
 つまり、

[蓬莱]絶海の孤島にある10万人の巨大学園が舞台
[特命]10ある特務高校出身の生徒たちが、日本中の高校を舞台に活躍

[蓬莱]生徒は授業そっちのけでクラブや委員会活動に精を出している
[特命]生徒は授業の一環として単位を取るために任務につく

[蓬莱]生徒は良い意味でのアマチュアリズムを追求し、みんな趣味的
[特命]生徒はプロのエージェントとして、使命感と己の感情の間で葛藤する

[蓬莱]生徒は学園のどこかしらに帰属し、自分の居場所を作っていくのを目標とする
[特命]生徒は毎回、高校から高校へと渡り歩き、居場所を残さない。代わりに仲間同士の絆を深めていく

[蓬莱]ゲームシステム上もシナリオ上も、戦闘はさほど重要ではない(そもそも戦闘ルールという概念が存在しない)
[特命]激しいバトルが中心。システムもシナリオもバトルという見せ場に至るまでの道程でしかない

 てな感じ。

 というわけで、2001年夏にTRPG版が完成し、同時にファミ通文庫からノベル版『特命転攻生~人別帖は燃えているか?』(新城カズマ/進藤キミテル)が発売されまして。
その後、アトリエサードからTRPGサプリメント『特務高校入学ガイド 赤版・青版』なんかも出させていただきました。もちろん、すでにお分かりのようにこれは受験資料として有名な「赤本・青本」のパロディ。学園モノということで、作り手もいろいろ楽しませていただきました。
 また、2002年にはエルスウェアでPBM版『特命転攻生evo.夜明けの学生証』(ゲームキーパー:氷鳥隆一、黒川実)が運営されました。

 ぶっちゃけ、坂東のエルスウェア退社に伴い、TRPG版の公式サポートが発売後1年くらいで停止してしまったこともあり、蓬莱学園ほどのブームを巻き起こすことはできませんでしたが。
 それでも、そこそこ好評をいただけたようで、今でもネットで検索するとTRPGのリプレイや自作シナリオをのっけてくださっているファンサイトがちらほら引っかかってきます。



 でまあ、前回のブログでも書いたけど、現在、システムやデータを整理した第2版を企画中です。
 詳細は未定ですけど、情報はこのブログにものせていく予定なので、よろしく。



 エルスウェアの公式サイトはこちら
 amazonでのご注文はこちら

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【TRPG】秘神大作戦

秘神大作戦【旧ブログからの転載記事です】

 2003年春発売のTRPGです。制作はエルスウェア。発売元はエンターブレイン。価格3000円。
 坂東は企画プロデュースとゲームデザインを担当しています。

 詳しい世界観やゲーム性は、こちらの公式サイトでの紹介を見ていただくとして。

 ぶっちゃけ、坂東としては大正時代を舞台にレトロでヒロイックなバトルアクションをやりたかったのです。『夢幻紳士・冒険編』とか『翡翠狂奇譚』のような。
 で、クトゥルフ神話ぽい世界観をベースにして、そこに魔術と超能力と超科学と巨大ロボとメイドと巫女をぶちこんで、ぐつぐつとごった煮……を目指したのですが。
 どうも欲張りすぎたせいか、うまく煮込みきれなかった感じで。世界観はかろうじて形になっているものの、肝心のTRPGのシステムとしては、正直ガチャガチャした、バランスとまとまりの悪い物になった気がします。ぶっちゃけ、テストプレイが足りませんでした。

 まあ、前作『特命転攻生』のときと比べて、予算と時間が限られていたなんてのは言い訳になりませんし。
 あと個人的な話をすると、この時期ちょうど公私ともに色々あって鬱になったり、エルスウェアを辞めたりしてるので、それもかなり影響してますが。ともあれ、反省点の多い作品です。

 とはいえ、世界観の方向性としては間違ってなかったと思うし、それなりに愛着のあるキャラや設定もあったり。いまだにファンだと言ってくれる人もいるので、ありがたい話です。
 あと、これをやったおかげで『クトゥルフ神話TRPG』のお仕事にも参加させてもらったという経緯もあるので、個人的には意義のある作品でした。

 本作は『特命転攻生』同様、企画当初からノベライズ版とタイアップして展開することが決まっており。ファミ通文庫から『秘神大作戦 歌う虚(うろ)』(木村航)が同時発売されました。
 これは木村氏の小説デビュー作にあたる本で、その点でも意義深い企画だったと思います。
 まあ、ゲームの方はともかく、小説版は単体でも楽しめる、大怪獣帝都にあらわる的な娯楽大作に仕上がっております。御薦め。

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【小説】ドージンワークノベル 彼の愛情、彼女の欲望。

ドージンワーク【旧ブログからの転載記事です】

 2007年秋発売。
 芳文社『まんがタイムきらら』の同名人気コミック(連載は終了)のノベライズです。原作の方はアニメ化もされましたね。

 コミック原作、しかも4コマ漫画の小説化というのは初めての試みだったのでドキドキもんだったのですが、読者のみなさんの反応を見ていると、まずまずといったところだったように思います。
 まあ、北野ソーラの設定が原作版をベースにしつつアニメ版の設定もとりいれたので、そのへんに少々違和感をもった人もいたみたいですけどね。

  いちお、原作版やアニメ版を知らなくても楽しめるようにオリジナルストーリーになってるんですが。なにせページ数の制約があるので、登場人物の紹介とかは 駆け足にならざるをえず。原作版やアニメ版を見ていない人は、いきなり小説版を読み始めると、キャラ同士の関係の把握とかに手間取るかも。
 まあ、そんなに複雑な話でもないし、キャラがものすごく多いというわけでもないし。お気楽コメディとして楽しんでいただければと思います。

 しかし、感想として「文体が妙にハイテンション」みたいな感想をブログに書いている人をチラホラ見かけたんですが。
 あらためて読み返してみると、この文体って、坂東が一番最初にゲームのお仕事を始めた頃、PBMの『那由他の果てに』とか『夜桜忍法帖』とかのリアクション文章を書いてたときの文体に近いのかも。
 たしかに最近、こういった感じのギャグを前面に押し出した話は書いてなかったからなあ。そっかあ、昔の坂東はハイテンションだったんだなあ。こういうのも悪くないかもなあ。ううーむ。



 公式サイトはこちら
 小説の出だしのところが掲載されているので、購入のご参考に。

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【PCゲーム】戦場デ少女ハ心ヲサガス

戦サガ【旧ブログからの転載記事です】

 サイクより2007年発売。
 アダルト向けPC美少女ゲーム。

 この手の美少女ゲームでは、ヒロインを1人か2人くらい担当する助っ人ライターとして参加するケースが多いのですが、このゲームでは久方ぶりにメインシナリオ全般をやらせていただきました。

 サイクさんというのは、8ビット時代のPCゲーマーにはおなじみの、あの傑作ウォーゲーム『大戦略』を開発したシステムソフトの流れを汲むメーカーさんでして。ディレクター氏も、いわゆる「古きよきゲーマー」だったりします。
 そのメーカーが、美少女ゲームなのにヘクスマップ上で兵器ユニットをぐりぐり動かしてガチンコ戦闘を楽しむのがウリという、『
彼女ハ戦場デ躰ヲカケル』というタイトルを出したところ、これがオールドゲーマーを中心にヒット。
 そこで続編を出そうということになり、前回のメインシナリオライターであった伊藤ヒロ氏とタッグという形で、坂東にもお声がかかったという次第です。まあ、前作でもちょろっとですがお手伝いしてたしね。
 ちなみに伊藤氏とはエルスウェア時代に縁があり、いろいろとお仕事をご一緒してまして。『特命転攻生』のサプリメントでシナリオを書いてもらったりね。
 でまあ、今回メーカーサイドからのオファーというのが「ミリタリーとエロの両方書ける人っていませんかね」というものだったらしく、そのへんで伊藤氏、坂東のことを思い出したらしい。
 いやま、坂東のミリタリーセンスなんて、どーってこたーないんですがね。ちゃんとしたミリタリーマニアの人からすれば、鼻毛みたいなもんです。
 それでも、美少女ゲーム系のライターさんで政治とか軍事とかに強い人というのは、わりかし少ないらしく。実際問題、本作でも助っ人ライターさんを集めるのに少々苦労しました。
 まあ、世の中なにが幸いするか判りませんね。

 さておき。

 このゲームの舞台は、アナザー現代日本です。
 ペレストロイカに失敗したソ連軍が、ヤケをおこして日本に因縁つけてミサイルをぶちこみ、北海道から北陸にかけて上陸。奇襲をくらった自衛隊は壊滅。たのみの綱の米軍は中東と東南アジアにかかりきりで救援が遅れてしまい、とうとう東京は赤軍に占拠されてしまいます。
 日本政府は福岡に逃れ、残存部隊をかき集めて、米軍と協力して反抗作戦を企図。その司令官として選ばれたのが若きエリートである主人公というわけ。
 それにあたり、主人公は部下として、新兵器である美少女アンドロイド4人を受領した……のはいいけれど、その娘たちのAI教育係も命じられたものだから、さあ大変。人間性とか情緒なんかも教え込みつつ、効率のいい戦術も考慮せねばならない……というストーリー。

 「現代戦」「日本列島が戦場」「アンドロイドのメインヒロインが4人」という要件さえ満たしていれば、あとは自由に設定・シナリオをつくっていいということだったので、まあ結果としてこんな感じのものができあがりました。

 ゲーム的には、ウォーゲームパートの他に、4人のヒロインがそれぞれ、戦闘パーツの選択や、ドラマパートでの主人公の対応によって、どんどん性格が変わっていくという「パーソナルチェンジシステム」がウリです。
 これがまたシナリオ的にえらいこと大変で。
 ヒロインごとに性格を4種類したいということだったので、それにあわせてシナリオバリエーションも用意しなくてはならず。単純にいって16ルートあるわけですよ。まあ、裏技を使って12ルートにしましたけど。
 メインストーリーも一本道ではいけないので、昔の恋人との絡みとか、アンドロイドの開発主任とのエピソードなんかで何パターンか用意したり、5番目の隠しヒロインを用意したりと、トータルでかなり膨大なシナリオ分量になりまして。
 最終的には、通常の美少女ゲームのサイズというより、プレステ2あたりのシナリオ量に近い感じに。
 まあ、大変は大変でしたけど、そのぶんやりがいのあるお仕事でした。

 ところで、坂東が出したボスキャラのデザイン案をみた伊藤ヒロ氏が、公式サイトで
「坂東さんは変態だと思います」
 とかコメントしてますが。
 男性のマゾヒズム描写ではつとに定評のある、きみにいわれたかないぞ!


 公式サイトはこちら

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【小説】海の上はいつも晴れ~海原の緑宝石号出航

海の上【旧ブログからの転載記事です】

 坂東の2冊目の小説です。
 でも坂東真紅郎名義では1冊目になるのか。ライトノベルとしても第1作ということになるなあ。まあ、ラノベデビュー作ってことで。

 メディアファクトリーMF文庫。
 発売は2003年。

 1999年~2000年に(有)エルスウェアで制作・運営したPBM『海賊王女の凱旋』とおなじ世界観を共有してまして。
 ……って、公式サイトにリンクしようとしたら、公式にはもう詳しいデータが掲載されてないのね。

 まあ、『海賊王女の凱旋』というのは。

 ――この世のどこでもない異世界『黄金の海』。
 そこは果てしない海洋と、いくつもの島々から成る勢力が、富を求めて覇権を競う、大航海時代。大砲を満載したガレオン船、優美なヴァイキング船、鋼鉄で固めた亀甲船が行き交う海。
 あるものは船団を組んでまだ見ぬ財宝の眠る大地を目指し、あるものは眼もくらむばかりの黄金にも等しい胡椒を求めて交易に精を出し、またあるものは海賊となってそれをつけ狙い、さらにあるものは海軍提督としてそれを打ち破る。
 この世界でもっとも大事なものは「名誉」。名誉は物理法則として作用している。人々から賞賛されるような名誉ある者はなにごともうまくいき、すべてが手の中に転がり込む。逆に名誉のない者はなにをやってもうまくいかず、やがて世界から消えうせてしまう。
 そんな世界に飛び込んだ現代人のプレイヤーたちは、荒波にもまれて生き延びるうちに、やがて伝説の海賊「海賊王女」の伝説を聞きつける――。

 とまあ、だいたいそういったお話。

 世界史に登場するありとあらゆる帆船や海賊をごちゃまぜに登場させて、くんずほぐれつやりあうための異世界海洋ファンタジーですね。

 この『海賊王女の凱旋』は、坂東がまだ
エルスウェアに在籍していたおり、高崎とおる氏と新城カズマ氏の協力をえて開発したもので。高崎・坂東ともども世界観には熟知しているというわけ。

 さて、時代背景としてはゲームの終わった後、3年が経過したあたり(つまりリアルタイムに時間がたっている)を想定しています。
 つまり、海賊女王国ラ・キーユが、無敵艦隊を擁するエスターラに敗北し、屈辱的な属国条約を結んでから、女王が2度ほど交代した時代。
 大帝国マルワリードも今はなく、世界はパクス・エスターラの元に繁栄をとげているものの、あちこちに矛盾や不満は鬱積しており。

 ……といった背景はあるものの、小説の方はゲームを知らない読者のために、予備知識はスカーンとなんにもいらないように書いてあります。
 むしろ、いろいろ知ってたほうが
「そんなことより、あそこは今どうなってんだよう」
 とイライラがつのるかも。

 ストーリーは、ぶっちゃけると「男女いれかわりもの」。
 ふとしたことから『黄金の海』に転移してしまった男子高校生・幸司は、ラ・キーユの私略船士官にして王女親衛隊長ハリエットと瓜二つだったことから、ハリエットの身代わりとして王女を護衛するハメに。
 帆船同士の砲撃戦あり、カトラスでの剣戟あり、マスケット銃の一斉射あり、女湯あり、磔あり。わかりやすい海洋冒険ものに仕上がってると思います。
 担当編集さんが都合よく歴史マニアだったんで、いろいろアイディアもいただきました。

 実は、いままで本にしてもらった自分の小説の中では、一番まとまってる話なんじゃないかと思っており。一番のお気に入りだったりします。
 個人的には、やっぱりハリエットが好きなんですが。
 飲んだくれ女医なんか、もう少しエピソードとして掘り下げたかったし。
 高崎氏入魂の「だべっ娘」田舎娘も、もうちょい活躍させてあげたかった。あの娘、ひそかに人気らしいんですよ。よかったね、高崎くん。

 でも、続刊は出させてもらえなかったんだよなあ。
 どっかで続き、書けないかなあ。



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【小説】日独最終戦争1948 奇襲編〈A1〉

日独最終戦争【旧ブログからの転載記事です】

 はじめて単行本にしていただいた小説。事実上のデビュー作ですね。発売元は学研。

 まだ名義が「坂東いるか」になっております。「板東いるか」さんというBL系の漫画家さんがいてまぎらわしいので、このお仕事の直後にいまのペンネームに変えました。

 で、まあ、本作なんですが。

 

 ちょっとややこしいんですが、実はこれ、米国XTR社から発売されていたボードのシミュレーション・ウォーゲーム『1948:日独最終戦争』(英語版は絶版、日本語版は国際通信社コマンドマガジンから発売)の日本オリジナルノベライズという、非常に珍しい企画であります。

 

 この世界では、第二次世界大戦で東部戦線が発生せず、ドイツはソ連と結んだままイギリス上陸作戦に成功して欧州を席巻。同盟国・日本もおこぼれで米国に勝利。アメリカ本土は東西から分割されちまいます。

しかし平和が訪れたのもつかの間、一躍世界の覇者となったドイツと日本の関係は険悪になり、日本領となったアメリカ西海岸勢力をはじめ、亡命イギリスに亡命フランス、その他英連邦諸国なんかは日本を後押し。

この対立に、先の大戦では無傷で国力を畜えていたソビエトが加わって、日・独・露による3つ巴の世界分割競争がはじまる、というもの。

まあぶっちゃけ、架空戦記の金字塔『レッドサン・ブラッククロス』の焼き直しのような世界観なんですが。

 実際ゲームデザイナーのタイ・ボンバ氏は、原作となるゲーム版の『レッドサン』にインスピレーションを受けたことを匂わせており。また後年になると、『レッドサン』の方にも『1948』の影響がうかがえたりするそうで、まあ両者はそういう関係だったりします。

 ノベライズにあたっては、設定監修をゲーム版の日本紹介にも関わった戦史ライターの松代さんが行い、坂東ら複数のライター陣が執筆にあたるという構成でして。

 当初の計画では、太平洋での艦隊戦(Aパート)を坂東が、アメリカ戦線(Bパート)を桂令夫さん、中東・インド洋での進行作戦(Cパート)を牧秀彦さんが担当し、それぞれ並行して書き進めて、短期的にガンガン出版していく予定でした。

 その後、ABCの戦線全域にわたる俯瞰的な「ABC総力戦パート」が2巻出て、小説版のシリーズ展開は終了しております。

 で、坂東はシリーズのトップバッターとしてAの1巻を書かせていただいたんですが。いやもう、なにせ初めての書き下ろしノベライズで、しっちゃかめっちゃかになりまして。

 もともと執筆陣の間では、「既存の架空戦記のノリではなく、戦記冒険小説のノリで、個別のキャラクターのドラマに焦点をあてていこう」という合意があったんですが。

 それにしてもこの巻はいろいろと説明不足というか、リサーチが甘いというか、描写が薄いというか、ぶっちゃけ全然架空戦記ぽくないと読者に酷評されまして。

 かといって戦記冒険小説としてもナンダコリャというできばえ。

 あまりにも恥ずかしすぎて、いまだに自分で読み返すことができません。

 恥ずかしながら、内容について一応書いておくと。

 第2次世界大戦が終結して3年。ドイツとの開戦を前に、日本海軍は潜水空母部隊によるパナマ運河奇襲破壊作戦「ハ号」を企図。大西洋を庭とするドイツ海軍の太平洋進出を阻止しようと考えた。

 満を持して密かにハワイ真珠湾基地(!)を立った日本潜水空母部隊だが、しかし隠密行動中に偶然ドイツ機に発見される。

 なんとかドイツ機の撃墜に成功する日本軍だが、救助したドイツ軍パイロットは金髪の女性将校だった。日本軍はこの女性将校との接触が偶然ではなく、なんらかの特殊任務を帯びたスパイではないかと疑うが……。

 というようなお話。

 まあ、それはそれとして。

 へそまがりな坂東は、架空戦記としてはかなりイレギュラーなことをいろいろやっておりまして。

1.日本軍視点の話なのに、主人公が日本人以外で、しかも女性。(これは当時、非常に珍しいことでした)

2.オリジナルの派手な超兵器が出てこない。(「潜水空母」が出るには出るのですが、これは史実に存在した兵器だし)

3.しかも日本軍の作戦が失敗して、ドイツにめちゃくちゃにやられる話。

 とくに2.と3.は、架空戦記小説に対して「史実より圧倒的に強い日本軍が、勝って勝って勝ちまくるカタルシス」を期待している向きには、とにかく不評でして。さんざんだったわけです。

  ところが、どうも以前からのPBMなんかのファンの方だと思うんですが、女性読者からぽつぽつファンレターなどいただきまして。編集部でも「大御所でもな いのに、女性読者からこういう反応がきた架空戦記はあんまり例がない」と驚かれたり。そういうのも含めて、いろいろとイレギュラーな作品でした。

  でまあ、その後すぐさまAパート2巻目の話を書かなきゃいけなかったんですが。なまじっか「どうやったら、みんなが期待しているような架空戦記ぽくなるん だろう」とぐるぐる考えてしまい。プロットはなんとかできたものの、ぜんぜん筆が進まず、いつまでたっても書き終わらないのです。

 そうこうするうちに締め切りを過ぎてしまい、業を煮やした編集部の意向によって、2巻は牧秀彦さんにバトンタッチして書き上げてもらうことになりました。いやはや、穴があったら入りたい大失態。  

牧 さんとしては、全体の戦況さえふまえていれば、まったくオリジナルのキャラとストーリーで書いてもよかったはずなのですが、こちらのプロットを最大限にく んでもらい、キャラもA1の後日談といった形でA2を書きつないでくれました。このあたり牧さんには大変感謝しております。

 ただその結果、一部では「牧=坂東なんじゃね?」みたいなことも囁かれてしまい、牧さんに多大なご迷惑をおかけしてしまったことを、この場を借りてお詫び申し上げます。ごめんなさい。

 ちなみに牧さんはご自身が居合術の達人でして、刀剣や古武道関係の書籍などで活躍されているライターさんでもあります。

 むろん坂東とはまるきりの別人なので、方々もお間違えなきよう。

 そんなこんなで、坂東にとっては黒歴史として片づけたい本作ですが、キャラクターにはそれなりに愛着もあり。

 たとえば行方不明になったゾフィの兄貴と再会する話とか、いろいろ書いて見たい話があります。そのうちこっそり掘り起こすかも。

 ところで本文中にゾフィの台詞で「リトアニアは小さくて弱い。あのポーランドよりも」と書いたら、桂さんに「いや、中世には大帝国だったじゃないですか」とツッコまれたんですが。

坂東的にはポーランド=リトアニア連合帝国については、その最初期はともかく、途中からはすっかりポーランドに併呑されてリトアニア色はほぼ消えうせてしまったわけで。あれをリトアニア人の帝国とは到底思えんのでありますよ。

 まあそれでも、リトアニアが歴史の表舞台に立った数少ない機会であったのは事実ですけれども。

 このへん、ポーランド好きの小太刀右京さんなんかはどう考えてるのかしらん。今度聞いてみよっと。

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【TRPG】クトゥルフ神話TRPG:クトゥルフと帝国

4-7577-2582-5【旧ブログからの転載記事です】

 『クトゥルフ神話TRPG』を、1920年代(大正~昭和初期)日本で遊ぶための資料集&キャラクター作成ルール&データ&シナリオ集。
 2005年12月発売。
 お値段は3990円。

 まあ、テーブルトークRPGがナンなのかは、こことかここあたりを見ていただくとして。
 あと、クトゥルフ神話がナンなのかは
このあたりで。

 『クトゥルフ神話TRPG』と聞いて「ん? それって『クトゥルフの呼び声』とは違うの?」と思った人は、わりと古くからのゲーマーかも知れません。

 実はその昔、ホビージャパンから和訳が出ていたテーブルトークRPG『クトゥルフの呼び声(原題:Call of Cthulhu)』の最新日本語版が、2004年9月にエンターブレインから発売された『クトゥルフ神話TRPG』でありまして。
 内容的には、技能や選択ルールなどの細かい改定や追加資料があるものの、基本的なルール部分は、ほぼ以前からのゲームと変わらないものであります。あと、おまけとして原作小説の『クトゥルフの呼び声』が冒頭についているくらいか。
 まあ、以前のHJ版をもってる人は無理に買わなくてもいいし、これからチャレンジしたいと思ってる人は最新のエンターブレイン版を買えばよし、といったもの。

 で、その『クトゥルフ神話TRPG』を戦前日本を舞台に遊ぶためのサプリメントが本作というわけ。

 ちなみに『クトゥルフと帝国』というタイトルは、もともとHJ版時代に企画されたものですが、その後紆余曲折ありまして、現在のような形に落ち着いたという次第です。

 ページの過半数を占めるのは実に、戦前日本を政治・軍事・経済・教育・生活・法律・交通・オカルト・物価などなど、さまざまな角度から解説したワールドガイド部分でして。それぞれがゲームに必要な程度にほどよく概説してあります。

 まあ、あくまで概説なので、歴史マニアならどれもこれも周知の事実かも知れませんが、いちいち資料をそろえるよりは一冊にまとまっていたほうが使いやすい のは言うまでもなし。TRPGだけでなく、ゲームとか漫画とか小説とか、いろんな創作活動に役立てていただけると思いますよ。いやほんとに。
 このほか、1920年代日本の探索者を創造するためのルールと、シナリオ作りやロールプレイのアドバイス、専用キャラクターシート、シナリオが3本付属しています。

 坂東が担当したのは、キャラクター創造ルールの箇所です。

 基本ルールからの大きな変更点としては、職業の分類をそれっぽいものにした(官僚、カフェーの女給、女学生、特高、渡世人、奉公人など)こと、技能<マーシャルアーツ>を少し改めて、<武道>にしたことでしょう。
  <武道>は、<空手><柔道>などに細分化されており、それぞれ60%以上修得すれば特殊効果を発揮することができます。とはいえ、修得にはかなりのポイ ントを要する上、その効果はわりとおとなしめで(キックの威力が2d6もありますが、これは基本ルールでもそうなっているので……)、そもそも怪物相手に はあまり効果がなく、ゲーム全体の戦闘バランスを崩すものではありません。むしろ探索者のキャラを立てるためのフレーバーとしての意味合いが強いもので す。
 まあ、同時代のアメリカなんかと比べると銃が手に入りにくい世界観なので、<武道>をたしなむ探索者は多くなるかも知れません。

 また、各職業に詳細な説明と、探索者となる動機づけ、イメージイラストをつけたので、
「書生というのは、ふだんどんな格好でどんな生活をしてるんだ?」
 などと悩む必要がありません。

 あと細かいこというと、基本ルールより所持金がシビア(というかリアル)に設定されています。
 官僚や資本家はともかく、一般の探索者は自動車を買うにも一苦労するはず。日本はまだまだ貧しかったのです。探索の動機としては、金銭的報酬がかなり重要になってくるかも知れません。


 まあぶっちゃけ、このお仕事の前に、『秘神大作戦』で大正ものテーブルトークRPGをエンターブレインから出していたので、おなじ大正つながりということで坂東にもお呼びがかかったわけですが。
 時代性は両作品ともほぼおんなじなんですが、巨大ロボなんかの登場する『秘神』と『クトゥルフ』は世界観がかなり違うということもあり、『秘神』とはまた少し違った角度からルールを作成することになりまして。なかなか楽しませていただきました。
 戦前ものは大好きなジャンルの一つなので、いずれまた何らかの形で(例えばラノベとか)やりたいと思っています。



 エンターブレインの公式サイトはこちら

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 買おうかどうしようか悩んでいる人は、先に
内山靖二郎さんによるリプレイ『白無垢の仮面』を読んでみてはいかがでしょうか。
白無垢 こちらはお値段も998円とお手ごろですし、『帝国』の雰囲気をたっぷり味わえると思います。

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【TRPG】クトゥルフ神話TRPGシナリオ集『七つの怪談』

七つの怪談 【旧ブログからの転載記事です】

 『クトゥルフ神話TRPG』用短編シナリオ集。
 国産シナリオ集としては約20年ぶりになる待望のサプリメントです。
 新紀元社から2007年12月発売で、お値段は2625円。

 内容は「怪談」をテーマに、7人のライターが各々オムニバス形式で短編シナリオを競作するという趣向になっています。

 舞台はすべて日本。時代背景は『帝国』=大正~昭和初期ないし現代をあつかっています。
 執筆陣がまた豪華で、企画・監修の坂本雅之さんをはじめ、内山靖二郎さん、友野詳さん、川人忠明さん、朱鷺田祐介さん、高平鳴海さん、倉樫澄人さん(掲載順)というラインナップ。
 「怪談」の解釈については各ライター陣にまかされており、都市伝説あり、純然たるホラーあり、古典的怪談あり。いずれも正調クトゥルフシナリオからは(意 図的に)やや外れる感じですが、ようするにこれ、本家ケイオシアムから発売されているサプリメント『13の恐怖』を意識した体裁なのですね。

 『13の恐怖』というのは、みんなでヒッピーになってゾンビに占拠された田舎のスーパーマーケットから脱出したり、映画俳優になって肉食恐竜だらけの密林 を踏破したりといった、ハリウッド映画的「いかにも」なホラー&パニック映画のノリを楽しもうという、邪神ともコズミックホラーともおよそ無関係なパロ ディ色の強いシナリオ集でして。
 まあ、今回の『七つの怪談』はそこまでハチャメチャな悪ノリはしてないので、初めてクトゥルフをプレイするという人にもあまり誤解を与えない内容におさまってると思いますけど。

 坂東が担当したのは『夜ごと来るもの』というタイトル。
 牡丹灯篭に題材をとったシナリオなんですが、そのまえに坂本さんから
「なにか雨月物語ぽいのができませんかね。男女の情念がドロドロといったウェットな感じの」
 などともちかけられまして。
 「ははあ、それでは」と書いてみたんですが、できあがったのを見ると、他のみなさんのようにヒネったことをなんにもしておらず。
 まあ、ほとんど一本道なので、ちょっと慣れたキーパーなら転がしやすいシナリオだと思いますが。なにかアッと驚くどんでん返しくらいは用意しとけばよかっ たかなあ、と少し後悔しております。一応、初心者プレイヤー向けを意識したんだけど、結果としてあんまりそうでもないしな。

 まあ、坂東のやつはともかく、7本も新作シナリオが入っているというのはキーパーにとっては朗報でしょう。
 いずれも10ページ前後で、4~6人程度のプレイヤーを相手に3~5時間程度のセッションで遊べるよう調整されていますし。キャラクター作成に1時間かけたとしても、充分半日で終わるサイズ。コンベンションでのプレイにも適していますよん。

 というわけで、買うべし。遊ぶべし。


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【書籍】「世界の魔法使い」がわかる マーリン、パラケルススから近代魔術師まで (ソフトバンク文庫)

世界の魔法使い【旧ブログからの転載記事です】

 ソフトバンク文庫からもう一冊。

 こちらは実在・伝説の「魔法使い」を解説する本です。

 サブタイトルに「マーリン、パラケルススから近代魔術師まで」と銘打たれているように、なかば神格化された古代・中世の魔術師や宗教家をはじめ、近世の「ちょっと踏み越えちゃった」超科学者たち、近代のオカルティストにいたるまで、幅広く網羅しております。

 ラスプーチンやクロウリーといった、まあ大抵の概説書にも登場する「いかにも」な連中は無論のこと。
 例えばヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト……そう、あの音楽家のモーツァルトですよ!……などなど、かなり意外な人が収録されていたりします。
 好事家なれば「ややっ、そうくるか!」と膝を打つことうけあい。

 例によって、プロのクリエイターが事典や資料本として活用するもよし、RPGのシナリオのネタ本にするもよし(
『クトゥルフ神話TRPG』なんて最適ですよ!)、電車の中なんかでただパラパラと気の向いたページからめくるもよし。

 坂東は本編のうち2本ほど書かせていただきました。
 どれを書いたのかはまあ、あえて伏せますが。
 ともあれ、実に楽しい仕事でありました。




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【PS2ゲーム】終末少女幻想アリスマチック~APOCALYPSE~

アリスマ初回限定アリスマ通常版【旧ブログからの転載記事です】

 左が初回限定版。右が通常版。
 2008年5月29日発売のプレイステーション2用ゲーム。
 2006年に発売された人気PCゲームの移植版です。
 PS2版は全年齢対応。

 内容的には、PC版本編に、ファンディスク『キャラメルBOX やるきばこ2 エピソードV:やるきねこの逆襲
』収録のおまけシナリオをプラスして、えっちシーンを省略して、日常シーンやCGを追加して、再構成した感じ。

 坂東は、移植にあたっての細かいシナリオ追加・改定部分(アダルトシーンの差し替え、日常シーンの追加などなど)を担当させていただきました。
 多分、坂東がクトゥルフ神話
関連のお仕事をしている絡みでお呼びがかかったんだと思いますが、神話的描写の部分はほぼ原作のままでいくことになったので、実はあんまし関与してないという。
 まあ、世の中えてしてそんなものだよね。

 ジャンルとしては、美少女+本格剣豪もの+クトゥルフ神話。
 こういうの、ありそうで意外となかったかも。
 いやまあ、細かいこというとアリスソフトさんなんかもこういうの
やっていたりはするんですが。

 嵩夜あや
さん書くところの元のシナリオが非常にしっかりしていて、大変読みでのあるテキストです。正直、そこらの下手なラノベなんかより、よっぽど美文だったり。
 それを坂東あたりが変にいじって改悪しちゃったんじゃないかと心配ですが、まあ、嵩夜あやさんのファンの方にはご勘弁を。




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【書籍】「堕天使」がわかる サタン、ルシフェルからソロモン72柱まで (ソフトバンク文庫)

9455bca8.jpg【旧ブログからの転載記事です】

 久方ぶりに書籍のお仕事をさせてもらいました。

 坂東が担当したのは、ソロモンの召喚する悪魔たち72柱のうち半分くらいなのですが。
 いやあ、いろいろ大変でした。

 資料によって記述が交錯・混乱・混同しているのは当たり前。
 研究者によって同じ悪魔の解釈が180°異なるケースなんかしょっちゅうでして。
 他にも資料上では誤訳・誤解釈のオンパレード。

 おかげでメインライターである森瀬氏は、日本語資料なみならず少なからず原典をあたるハメになりまして。
 氏の博識と炯眼と粘着性なくしては、到底成立しえなかった企画であります。
 よくがんばったね。えらいよ。

 まあ、そういう苦労はおいといて。

 この手のネタ本としては、文庫版で¥680(税込)と買いやすいわりにデータぎっしりなので、入門から中級まで重宝すると思います。


 全国書店にて絶讃発売中。
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ココログにお引越ししました。

 本日よりココログに再び戻って参りました。
 いやね、前のとこはやっぱり使いにくくてね。かなり自由にカスタマイズしまくれる仕様なんだけど、モノグサな坂東には向いてないようです。

 というわけで、今後ともよろしく。

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