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トミノ監督に習う、12歳までに好きだったもの発想法

(この記事は、以前livedoorブログに書いた日記の転載です)

 富野由悠季っていますよね。アニメ監督

 あの方がちょっと前に、若手クリエイター向けに講演を行ったときに心に残った言葉がありまして。

「12歳までに好きだったものを大事にしなさい。それは一生を通じて好きであり続けるものであり、その人のクリエイターとしての本質と言えるべきものです(大意)」

 というんですね。

 12歳というのは、いわゆる「中2病」に罹るより前の時期、という意味だと理解しました。つまり、そっからは人間、リビドーで動くようになるから、いっぺんリビドー抜きで考えてみろよ、ということではないかと勝手に解釈。

 たとえば富野氏本人は、子供の頃はもう「宇宙」というもんが死ぬほど好きで好きでたまらんかったと。宇宙船、宇宙飛行士、宇宙開拓、そういうもんに憧れて、寝ても覚めてもそればっかり考えて生きていたと。
 まあ、そのくらいでないと、ああいう独創的な作品群は産みだせないということかも知れません。


 というわけで、坂東が12歳までに大好きだったものってなんじゃいな? と考えてみました。
 うーむ、ファンタジーに目覚めたのは正に中2どまんなかの頃だし、RPGの洗礼を受けたのは中3のときだし、クトゥルフ神話に到っては高校生まで知らんかったし。
 となると、あとは……。

1位:怪獣

 もう、たまらん好き。
 第2次ウルトラブームの申し子なので、帰りマンの怪獣のモコモコした愛らしいデザインも、Aの超獣のケバケバしいデザインも大好き。

2位:先史時代の生き物

 恐竜ももちろん好きなんですが、マンモスやスミロドンなんかの巨大哺乳類が、たまらん好きです。どことなく今の動物に似ているくせに、大きさとかフォルムとかぜんぜん違っていて、もう、もう。化石人類と同じ時期にいたのもポイント。
 博物館で
バルキテリウムの実物大復元モデルとか見ると、いまだに失禁しそうになります。

3位:古代史

 小4のとき、友人の父親であるところの校長先生に、近所の古墳めぐりに連れてってもらって開眼。小5のときにはすでに博物館に邪馬台国のシンポジウムを拝聴に行ったり、ようわかりもせんのに専門書を買い漁ったり。あと、お約束のように古史古伝に踏み込んだり。
 小学校の卒業文集に「考古学者になりたい」とか書いてたなあ。まあ、大学中退してザセツするんですが。

4位:怪人二十面相と少年探偵団

 乱歩のアレ。小学校の図書室にズラッと並んだポプラ社のハードカバーをひたすら読み倒していったもんですな。夕暮れの原っぱ。ひっそりした屋敷町。カビ臭い土蔵。異形だらけのサァカス。細びきで猿轡されたお姉さま。古時計のカチコチ音。
 あの退廃的な風景に魅了されたせいで、いまだに戦前の昭和・大正が好きなのかも。(そりゃリビドーそのものじゃないかという話はこの際おいといて)

5位:騎士

 たまたまうちの講談社少年少女名作全集に、スコットの歴史小説『アイヴァンホー』が入ってたせいで、騎士と中世ヨーロッパがマイブームになってたことがあり。甲冑! 城砦! 騎士叙任! 馬上槍試合! 異端審問!
 当時、まだ本格的なヒロイック・ファンタジーに触れてなかった(だって『
グインサーガ』より前ですよ、奥さん!)わけですが、すでに下地はできてたんですな。

6位:空母戦

 小学生当時、クラスの男子どもに人気があったのがWW2の戦車戦と空母戦でして。ジャガーバックスとかウォーターラインとか流行ってたしね。なんとなく坂東は空母好きのグループにおり、その流れで。ちなみに小4のとき初めて買った軍艦プラモは空母『葛城』。マニアックすぐる……。
 まあ、いまでは軍艦と名がつけば全般に好きですが、12歳くらいにはホント、空母にしか興味なかったなあ。戦艦なんか輪形陣の一部だと思っていた(暴言)。

7位:シミュレーションゲーム

 ボードの。中1のときちょうどホビージャパン、エポック、ツクダの3社が国産ゲームの販売をはじめて、ブームに触発される感じで。まあ12歳でギリギリやってたということで。
 多人数型ゲームに手を出したのは高校に入ってからだから、ここにカウントしてはならんのか、うーむ。

8位:アーケードゲーム

 インベーダーブームが小5のとき。12歳のころはまだファミコンは出てなくて、LSIの携帯ゲーム機全盛でした。小銭さえあれば近所の駄菓子屋兼ゲームセンターに駆けつけたもんなあ。
 学校でゲーセン出入り禁止令が出て、それでもなんとかしてゲームやりたくて、BASICプログラムを勉強するようになるのは、中学にあがってからか。

9位:中華料理

 当時、親父がボーナスもらったり、家族になにかお祝い事があると、みんなして地元・小倉にあった中華料理店『揚子江』に繰り出していたのですが、それがもう楽しみで楽しみで。中華=ごちそうという刷り込み。いまだに中華は特別な料理です。

10位:粘土遊びとブロック遊び

 もー、暇さえあれば、油粘土をこねくりまわすか、ダイヤブロックをカチャカチャやって、ひたすらなんか作ってる子供でした。レゴは高くて買ってもらえんかった。



 ……好きな順番に並べてみると、だいたいこんなものかしらん?
 テレビ番組とか小説とかで好きな作品、影響を受けた作品は、あえて割愛してみました。そのうち別にやるかも。

 まあ、なんですな。こうして並べてみると、坂東を構成している要素は、この時点でほぼ出そろってるんですな。やっぱり凄いや、トミノさん。

 しかし、ということは三大噺的にまとめると、紀元前の世界を舞台に、怪獣や大型哺乳類が大暴れし、捕らわれた姫君を助けるために馬上槍試合か空母戦で決着をつける話をやれと。

 ……はッ。

 こないだおろされた小説企画が、まさにそれだったんじゃあ……!!

 うきいいいいいいっ! まじめにやっときゃよかったああ!(頭をかきむしる)

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