« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

近況など

▼『しこたまスレイブ』、無事に発売されたようです。今回は助っ人ライターとして参加なのでクレジットはなし。
 ぶっちゃけ主人公が受身のMゲーなので、プレイヤーにM属性があるかないかでかなり評価が割れている模様。

▼それとは別に、えっちでよくないアダルト美少女ゲームのお仕事を1本やりました。このご時世に、陵辱モノかなりガチンコなハードコアです。勇気あるなあ。
 正式なタイトルとかはまだ未発表。たぶん秋口くらいに出るんじゃないのかな。
 これも助っ人ライターなので、クレジットはないです。たぶん。

▼それとは全然関係なく、クトゥルフ神話をフューチャーした(!)触手モノのアダルト美少女ゲームのシナリオのお話をいただきました。
 ……というか、それだけ聞くと「ごらんの有様な魔法少女モノの亜流かよ!」とか言われそうですが、いやこれが全然そういうのではなくて。
 むしろ寄生獣?
 むしろドリルでギュンギュギューン?
 企画書をみせてもらったとき、一瞬頭が真っ白になりましたよ。いやホントに。

 まあ、企画は通ったらしいので、あとは詳細待ちの状態なのですが。
 久々に、主人公のM描写では定評のある、富士見ファンタジアでも活躍中のあのライターさんと組むことになりそうです。これはこれでエキサイティングなことになりそう。

▼あと、書籍のお仕事をいただいてます。去年から書籍づいてますね。
 これがまた、ものすごい久方ぶりにミリタリーのお仕事で、WW2の空母戦モノ。
 お仕事で空母のこと書くのは実は初めてだったりします。潜水空母の小説なら10年くらい前に書きましたが。
 そんな坂東にこのお仕事が回ってきたのは、前にこのブログでチラッと「空母が好き」とか書いたおかげぽいです。なんでも言って見るもんですね。ありがたや。

 これでも昔は、コーエーさんで攻略本の巻末の武将解説とか、合戦の解説本とか書いてたこともありまして。
 世間はいまや歴女ブームだし、そのうち戦国モノのお仕事とか回ってこないものかしらん?

▼小説ですけど、いまのところ新作は予定なしです。
 いいのか、こんなんでラノベ作家名乗っても? いまさらですが、なんかそろそろ不安になってきた。
 ゲームノベライズのお仕事の話もあったんですが、レーベルの都合でいったんストップ状態ぽい。まあ、なにか動きがあればいいんですがね。

 つうか、さっさとオリジナルプロットまとめて、どっかにもちこめよ、俺。

▼そーいや、ぜんぜんお仕事の話とは関係ないのですが、あの『ドージンワーク』のヒロユキさんが、コミックギアという漫画雑誌の編集長をやるそうですね。
 これがまた斬新な作り方をしていて、漫画家さんが一同に介して、ワイワイ相談しながら協力しあって漫画描いていくんだそうです。いかにもヒロユキさん的な手法で、いろいろ期待がもてそうです。応援してますよ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鈴木銀一郎さんのこと。

 今日はひとつ、日本で最初に「ゲームデザイナー」を名乗った方、銀爺こと鈴木銀一郎さんにまつわる昔話をば。

 坂東はこうみえて、元はシミュレーションゲーマーでして。というか、昔のゲーマーはみんなウォーゲームからRPGに入ったのですけども。海軍好きの友人の家にあったバンダイの『連合艦隊』でゲーマーとして開眼しました。たしか82年のことですからリアル中2のときですね。
 なにせゲーム相手がその友人しかいなかったもんですから、いきおい海戦ゲームを中心にプレイしていたのですが、中でもお気に入りは鈴木さんデザインのエポック『日本機動部隊』でした。あの空母戦の再現度合いとギリギリまでの削ぎ落としのバランスの美学は、たまらんものがあります。索敵マーカーの「艦種誤認」とか、対空砲火時の「攻撃機のロス&照準が狂う」が同じ表でわかっちゃうとか、損害を受けた艦艇がステップロスして裏返って中破とか、小ネタのひとつひとつがもう。一体どれだけテストプレイを繰り返せば、あそこまで洗練されるのだろうかと。あんまり好きすぎて、『RPGamer』誌で紹介記事まで書かせていただいたく らいです。
 まさかその神デザイナーに後年お会いできることになろうとは、田舎の中学生ゲーマーとしては思ってもみませんでしたが。

 さて、時代は少し流れて85年。日本にもRPGの波がおしよせていました。
 当時はなにしろゲーム情報に飢えていましたから、季刊時代から『シミュレーター』誌も買っていたのですが、誌上で例の『七つの祭壇』の記事に出会ってしまいまして。あれはなんというか、大変な衝撃でした。ゲームというハードはチラホラ出そろっていたものの、いかにしてそれを遊ぶかという ソフトが圧倒的に不足していたあの時代、迷える仔羊だった我々にとって『七つの祭壇』は大いなる福音でした。「あ、やっぱりこれでいいんだ!」「うは、こんなのもアリなのか!」と。記事を書いた藤浪智之さんたちには無論のこと、当時としてはアバンギャルドすぎるあの記事を誌面に掲載する英断を下した当時の編集長・鈴木さんには、いくら感謝してもしたりないくらいです。

 その後、いろいろあってアナログゲーム業界の末席に身をおくことになった坂東ですが、あるとき(たしか96年頃)たまたま富士見書房で開催され たMAGIUSの宣伝コンベンションに、賀東招二氏の代役として、氏のデザインした『MAGIUS蓬莱学園RPG蓬莱83分署』のゲームマスターとしてゲスト参加することになりまして。(その前の晩に初めてルールブックを受け取ったというのは抜群に秘密です)
 その会場で、ほかのゲストさんたち、つまり大勢のプロのRPGデザイナーのみなさんと顔合わせさせていただくことになったのですが、そこに藤浪さんや朱鷺田裕介さん、山北篤さんといった錚々たるメンバーに混じって、鈴木銀一郎さんがいらしたのですね。
 たしか『MAGIUSモンスターメーカー学園RPG』を藤浪さんがデザインした関係で、原作者というお立場でこられていたんだと思いますが(まだ当時は鈴木さん自身はRPGにそう深く関わっておられなかったようです)、坂東としては「ギャース、本物!」と衝撃のあまりろくにご挨拶もできず。あげくに鈴木さんからイベント後の打 ち上げの席にお誘いいただいたにも関わらず、そのときはどうしても外せない別件の仕事の打ち合わせがあり、泣く泣くご辞退申し上げたりもしまして。あのと きは大変失礼いたしました。ぺこぺこ。

 その後、しばらく坂東がRPG方面から遠ざかっていたこともあり、鈴木さんともあまりお会いできる機会がなかったのですが、2001年頃から坂東がJGCなどのイベントにちょこちょこ顔を出すようになったおかげでお話できるチャンスに恵まれ。百木くんたちの『ゲームガレージスケープ』や、その後の飲み会で何度かご一緒させていただき。すっかり酔っぱらい仲……ああいや、楽しいお時間を過ごさせてもらいました。
 いつぞや明大前の沖縄料理屋で打ち上げをしたときに、たまたま隣の席にいあわせた明大生になにを勘違いされたのか「どちらの先生ですか?」と 聞かれ、酔い混じりに「日本初のゲームデザイナーの先生です」「漫画でいえば手塚治虫みたいな人」などと放言したことを覚えています。いやでも、あながち 間違ってないですよね? ね?

 坂東が福岡に引っ越してからは、お会いできるチャンスはなくなってしまったのですが(2月の大分中津のイベントではご一緒できるはずだったのですが、こちらの都合で参加できなくなり)。ぜひまたあの勇壮な飲み会の締めっぷりを拝見したいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

しこたまスレイブ -あるじで姉妹な天使と悪魔-

51mvg26aril_sl500_aa280_  最近はラノベを書いたり、携帯クイズゲームの問題文&解説文なんかを作ったりするのが中心の坂東ですが、1年ぶりくらいでPCゲームのシナリオのお仕事をさせていただきました。

 2009年7月24日発売予定だそうです。
 公式サイトはこちら
 アダルトゲームなので、18歳未満は見にいっちゃダメよ?

 坂東はキャラルートを1人分担当しています。妹系小悪魔ツンツンキャラ。
 シナリオディレクター氏に、こちらの趣味を見透かされているよーな気がいたしましたが、実際かなりツボだったりするので、ひじょーに楽しんで書かせていただきました。
 助っ人参加なので、坂東の名前はクレジットされてませんけどね!

 まあ、しかしナンだ。
 『ふらぐ//ON!』以降、こういうシナリオ仕事をさせてもらうと、どうしても担当氏がファナエルに見えてきますな。
 うちにもカナエルみたいな取立て人がやってこないもんかしら(藤子F調で)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »