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2009年10月

ちょっと意外

 今月11日と12日の更新のあと、やたらめったらこのブログへの来訪者数が増えてまして。
 『勇者30』がらみで検索されたのかしらん? それとも昔話が予想外にウケたのかしらん?
 どうにもつかみかねております。

 まあ、後者の可能性もなきにしもあらずなので、思いついたらまた続きやります。

 あ、あと『特命転攻生』ですが、もう全然さっぱり進んでません。
 すまんこってす。
 当面は触手でがんばります。

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秋も深まりつつありますな

 こないだ出た、森薫の『乙嫁語り』(1巻)を読んで、幸福感に包まれている坂東です。
 ああ、しやわせだ、しやわせだ。
 その後で『ブラック・ラグーン』の新巻を読んで、バランスをとってみたり。どずーん。

 なんでそんな苦行僧みたいなことを、と思われるかも知れませんが、単におなじ日に2冊買ってきちゃっただけ。

 さて、本日のお題は。

・いまさらながら、『龍 -RON-』を読み返しています。
 てい、可愛いよ、てい。

 なんというか、こう、男が男らしく、女が女らしくいられた最後の時代といいますか。こういうの読むと、ジェンダー論なんて糞喰らえだ(暴論)と思います。

・WW2の空母ものの書籍のお仕事、ようやく脱稿しました。まあ、実際に書店さんに並ぶまでは、まだまだ予断を許さないわけですが。
 詳細については、もうちょい後に。

・『勇者30 超速短編集』、うちから日帰りで出かけられる本屋さんでは、どっこもあつかってないこと判明。とほほん。
 店頭リサーチ、失敗。
 やっぱり都市部でないと、ラノベとかゲームノベライズはきちんと置いてくれないからなあ。福岡天神あたりまで行かないとダメか。

・各所で(主に業界方面の方々から)反響をいただいている『ク・リトル・リトル』ですが。
 ようやくプロットが固まってきました。
 いま箱書きとか、文字コンテとかの最中です。

 たぶん、みんなが期待しているような展開にはなりません。
 もっと酷い話です。いろいろと。水原静っぽく言うと、ドイヒ。
 時勢にあえてチャレンジするかのようなロンリーロード。
 それでもあえて征くしかないのか。まあ、書かないとご飯食べられませんものね。

・まあ、原稿を書くだけだと収入的にキビシすぎるので、あいかわらずパチンコで補ってるわけですが。で、まあまあプラスになってるわけですが。
 最近は甘デジの『サイボーグ009』がいいですな。変な連チャンするし。確変率65%のくせに、いきなり15連したり。一撃でたちまち5000発オーバー。どないなっとんねん(嬉)。へたなミドルスペックより出球感があるじゃないか。でも、入れ替わりに『009-1』が撤去されたとこが多いんだよね。あれも好きなのに。
 15連といえば、やかましくテレビCMやってる『仮面ライダー』も、初打ちでいきなり直撃大当たりから15連かましまして。いやあ、サイクロンはたしかに速い速い。
 いままで3回しか打ったことないんですが、3回とも直撃入りばっかで、しかも3回とも10連超えまして。潜確? ナニソレ? 状態。やっぱST機とは相性いいのかも。
 ST機といえば、『お天気スタジオ』がやたらとおもしろくて。スペックも演出もいいですが、なんつっても、こうたろさんの絵が好きなので、しばらく打ち込んでたんですが。さすがに10月に入ってからはホールの状況が寒すぎるので触れず。最近の台は寿命が短すぎますな。
 そして、セカンドホームにしてる店で、ついに甘デジ『バジリスク』が撤去。陰陽座の『甲賀忍法帖』が好きなのにぃ。
 とか思ってたら、サミーの『戦国乱舞』、陰陽座の曲ばっかりなんですね。しかもなぜか『甲賀忍法帖』も入ってたりする。そのためだけに打てというのか。いや、スペックも最初聞いたときより、稼動してみるとずいぶんとよさそうな感じなんですけど。
 年末までは、あと『マクロス』だろうなあ。どこもかしこも導入しそう。それだけに、こっちがつけいる隙もありそうで、よきかな、よきかな。

 いかん。パチンコ日記になってきた。
 今日はこのへんで。

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ソレ以前、ソレ以後

 今年6月のRPGイベント「大分イフコン」に参加したときのこと。
 ゲストで東京からやってきた河嶋陶一朗さんに、「坂東さんはソレ以前の人だから」みたいなことを言われたんですね。

 「ソレ」というのは、TRPG業界でいうところの、いわゆる「冬の時代」のこと。
 TRPG専門誌がバタバタと休刊し、あるいはTCG雑誌に鞍替えし、新作TRPGの発表がパッタリやんでしまった(実際には結構新作もサプリもでていたのですが、イメージとしてそうとらえられていた)時期、だいたい1996年~1998年あたりを指すようです。
 その後、TRPGは息を吹き返し、またいっとき隆盛になるのですが、まあその話はさておき。

 で、河嶋さんは、「冬の時代」にはすでにPBM業界にいたそうなんですが、本格的にTRPGに取り組むようになったのはソレ以後であり。
 「ソレ以前」と「ソレ以後」のデザイナーは、とくにインターネットの活用などの点で感覚的な部分が違う、といったことを主張されていたのが印象的でした。

 ただ、むー。
 「ソレ以前」の人と言われると、ちょっと違和感を覚えてしまうのですよね。

 たしかに、坂東がTRPGのお仕事をさせてもらうようになったのは1993年頃からで、1995年にはシステムデザインを担当したTRPG『鋼鉄の虹』を出させてもらってるので、時代区分的には「ソレ以前」の人なのかも知れないですけど。
 なんかこう、感覚的には自分は「ソレ以後」の人のような気がしているのですよね。

 というのも。

 

坂東は91年から95年まで遊演体という会社に所属していたのですが、その間、自分はTRPGデザイナーだとはあんまり思ってなかったのです。
 たしかに、もともと入社時にはTRPGの制作を希望していたのですが、入社後はむしろPBMに深く関わっていたし、TRPGにはあくまで副次的なお仕事として関わっているだけだと思っていたので。
 誤解を恐れずにいうならば、当時の坂東はTRPGというのはPBMよりも劣っていると思っていました。というより、TRPGが進化してPBMになったのだと思いこんでましたから、いまさら過去に逆行してもしょうがない、なんて考えていたのです。坂東だけでなく、当時の社内にもそういう風潮はたしかにありました。(まあ、このへんはまた機会があれば、いずれ)
 ぶっちゃけ、TRPG『鋼鉄の虹』は会社の業務として「やれ」と命じられたのでやった、という感じでした。別に嫌々ではなかったですが、格別な意気込みもなかったのは事実です。『蓬莱学園の冒険!第2版』はPBMのお仕事の一環として設定監修をしただけですし、おなじく設定やシナリオに関わった『白狼伝』は、結局発売されませんでしたしね。

 しかも、当時は社外のほかのTRPGデザイナーのみなさんとは、まるっきり親交がなく。
 JGCのようなデザイナーが集うイベントも、まだありませんでしたしね。
 当時、『ファー・ローズ・トゥ・ロード』のお仕事で、ちょくちょく遊演体の事務所にやってこられていた藤浪智之さんや、PBMのお仕事もされていた田中としひささん、金澤尚子さんらをのぞけば、外部のTRPG関係者の方々とはまるで面識がなかったのです。
 かといって、社内には有坂純さんや門倉直人さんが在籍していましたが、すでにTRPGのお仕事からは遠のいていましたし、そもそもご両名が出社していることすら稀でしたからね。
 そんなこんなで、自分のようなPBM崩れのTRPGデザイナーもどきは、世に名前の知られたスターデザイナーの先生方とは一線を画していると思っていました。

 そんな調子ですから、95年春に富士見書房さんの『MAGIUS』のイベントにゲストマスターとして出かけたときは、もうおっかなびっくりでした。
 あのときは、『MAGIUS蓬莱学園83分署』をデザインした賀東招二くん(そう、彼も若き日にはTRPGをデザインしたことがあるのですよ)が、スケジュールのバッティングだかでイベントに出られなくなり、その代役として急遽呼ばれたんですが。
 なにしろ『MAGIUS』には、当時の主立ったTRPGデザイナーがたいてい参加していましたから、会場にはそういう方々がひしめきあってるわけです。
 とたんに、自分も一応デザイナーのはしくれだなんてことは忘れて、「うわー、うわー。本物だー。うわー」とか、ただのミーハーゲーマーと化してうろたえまくっておりました。部屋の隅っこでそうしていると、怪訝な顔をした藤浪さんが「どうしました? そんなとこにいないで、こっちへどうぞ」とか誘ってくださるので、カチコチになりつつ歓談にまぜていただいたのを思い出します。
 ちょうどTRPG『鋼鉄の虹』が出る直前だったので、『RPGマガジン』でゲーム紹介コラムをもっていた朱鷺田裕介さんから、ゲーム内容についていろいろ聞かれたことは覚えているのですが、こちらはもう「うはー、セル・アーネイの朱鷺田さんだー、うわー」とか舞い上がっていたので、なにを答えたのか全然覚えてません。
 あのときは「あぁ、俺って実は、TRPGが好きだったんだなあ」といまさらながらに思い出しただけで、自分が作り手側に回っているなんてことは、ちっとも考えてなかったですね。

 そのイベントの直後くらいから、いよいよ「冬の時代」が濃厚となってきまして。TRPG『鋼鉄の虹』も(デキがヒドかったのももちろんありますが)あんまり売れず、それどころかサポート雑誌が休刊したのでフォロー記事の連載も中止となり。
 また、ほどなくして坂東も遊演体を退社したので、TRPGとはパッタリ縁がなくなりまして。
 たぶん、このまま自分は一生、お仕事としてTRPGに関わることはないんだろうな、などと思っておりました。

 でまあ、その後いろいろありまして、2000年になって急にエンターブレインさんから「蓬莱学園みたいな壮大でコミカルなハイパー学園モノがほしいんですよ。やりません?」というオファーがあって、思いがけずもTRPGの世界に戻ってくることになるわけですが。
 むしろ、このとき坂東はTRPGを自分の仕事として強く意識したんですね。

 つまり、「ソレ以前」の時代には、ギリギリかけこみで間に合ってはいるんですが、当時はぜんぜんTRPGデザイナーとしての覚悟はなく、せいぜい「見習い」程度の認識でしかなくて。
 本人としては、気分的に「ソレ以後」の人のような気がしているわけです。

 河嶋さんとの会話で感じた違和感の正体はそれだったのだなあ、といまさらながらに気がつきました。

 まあ、「おまえの作ってるモノはどれも古臭い」「センスが80年代で止まってるだろ」とは、よく言われますけどね!

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『勇者30 超速短編集』

009  久々にゲームノベライズのお仕事をさせていただきました。(というか、前のアレはゲームノベライズといっていいのだろうか? まあいっか)
 ゲームライターで最近はノベライズなんかも手がけておられる藤浪智之さんからのお声がかりで、「書いてみませんか」と誘っていただき。二つ返事で参加させてもらいました。

 公式サイトはこちら

 

原作は、PSPで出ているRPGで、30秒(リアルタイム)で世界を救う、という超短時間勝負のゲーム。
 だもんで、小説の方でも1本30行のショート・ショートをぎっしり集めた本になっております。
 通勤通学の電車の中でパラパラめくるにはちょうどいいんじゃないかしらん。

 むろん、そんな本を1人で書き上げるのはショートの大家・星新一翁でもなきゃ無理なわけで。大勢で何本かづつ担当して書いているわけですけど、その作家陣がちょっとおもしろい。
 リンク先をみていただくとわかりますけど、細江ひろみさんを筆頭に、藤浪さんや、伊豆平成・田中桂といったアナログゲーム系のライターがたくさん参加しているのですね。ここだけ見てると、なんか小説というよりも昔懐かしい汎用TRPGのシナリオ集みたいな雰囲気です。
 まあ、ハーベスト出版さんの他のラインナップをみても、海法紀光さんや高平鳴海さんといったTRPG系ライターさんが多く参加しており、アナログゲームライターがデジタルゲームのノベライズを、という感じのレーベルのようですね。

 公式サイトでは「10月中旬発売」ということで、詳しい日程は出ていませんが、すでに順調に印刷中らしいので、遠からず書店にお目見えするでしょう。
 ほかの人がどんなの書いたのか、楽しみ、楽しみ。
 

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残暑ぶりかえし

Kokuchi またずいぶん更新サボってました。

 その間、夏の間は(なぜか)ナリを潜めていた鬱がぶりかえしたり、帰宅途中にドブにおっこちて2mも落下した挙句おしりを強打したり、まあ健康問題でいろいろあったわけですが。なんとか生きております。田舎の夜道は恐ろしいということだけは実感しました。

 さて、恒例のお仕事情報。

▼前回チラッとお伝えしたPCアダルト美少女ゲームのクトゥルー企画ですが、メーカーさんの公式サイトで早くも公表されました。
 正式タイトルは、『ク・リトル・リトル ~魔女{オトメ}の使役{フレ}る、蟲神{テンシ}の触手{ユビサキ}~』。
 といっても、本格クトゥルー神話モノではぜんぜんなくって、クトゥルー神話を下敷きにした、触手バトルモノですね。
 まあ、《触手姫》と書いて《ラブ・クラフト》と読ませているあたりで、だいたい察して欲しい感じ。察してくれってば。

 メインシナリオライター&背景設定は、男性のマゾヒズム描写において定評のある(いや、ほんとにあるそうです。ネットで検索するとたくさん出てきます)伊藤ヒロ氏。昔、エルスウェアに在籍していたときの坂東の後輩にあたり、『特命転攻生』なんかでもご一緒したことのある実力派ライターです。最近は別ペンネームでラノベもやってますね。
 以前から、CYCさんでちょいちょいご一緒にお仕事させてもらってるわけですが、今回は伊藤ヒロ氏がメイン、坂東がサブという形で。
 彼の書くものは、昔っからいろいろとイカレているわけですが(褒め言葉)、今回もそのイカレっぷりが遺憾なく発揮されております。正直、企画書に目をとおしたときは、しばし呆然としました(褒め言葉)。
 OK、プラザー。そこまでやるんなら徹底的につきあうぜ、といった感じで、現在二人してバリバリとプロットを進めております。

 マスターアップはまだずいぶん先の予定ですが、みなさまよろしくおつきあいくださいませ。

▼ゲームノベライズのお仕事ですが、締め切りギリギリで無事に入稿いたしまして、あとは書店に並ぶのを待つばかりとなりました。
 本のタイトルや、元ゲームタイトルその他はまだ未発表なので、公式で出てからこっちにも載せることにします。
 今回の本は短編アンソロジー形式という、まあコミックではよくありますけど、書き下ろしノベルでは珍しい方式でして。いろいろとビッグな方が名前を連ねております。アナログゲーム方面の方もたくさん書いておられるので、興味のある方は要チェック。

▼というわけで、『ク・リトル・リトル』のプロットと並行して、そろそろ『クトゥルフ神話TRPG』のお仕事をはじめなくちゃね、という流れに。
 うーん。できればバッティッングしないように、うまいことスケジュール切りたかったんですけどね。重なっちゃったもんは、しょうがない。
 年末まで触手漬けの毎日が続きそうです。げしょ。

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