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折尾TRPGコンベンションにいってきたよ

 昨日は折尾でTRPGでした。

 半年ぶりに参加したんですが、あいかわらずの盛況でしたよ。11月は参加者40人に迫る勢いだったそうなんですが、今回は33人ほど。それでもゲーマーの熱気は衰えることを知らず。このご時世でも、TRPG初心者が参加するコンベンションてのは、なかなかすごいことなんじゃあるまいか。

 さて、予定どおり『クトゥルフ神話TRPG』を抱えて参上。……するも、バスに乗り遅れてしまい、(だって新年からダイヤ変わってるなんて知らないんだもん!)5分遅れで到着。
 今回は卓を準備しているマスターが少なかったこともあって、クトゥルフ卓希望者は7人も集まってくれました。参加者を制限するのも忍びないし、ほかも一杯一杯なので、キーパー+探索者7人でスタート。

 シナリオは、今春発売予定の現代日本サプリメントに掲載されるやつを、テストを兼ねて使用します。
 ようするに公開デバッグですな。
 もちろん事前にその旨公表してあったので、みなさんノリノリで探索者を創造していきます。

 ちなみに『クトゥルフ神話TRPG』初心者は女性3名。男性は旧版の経験者も含めて4人が全員ともやったことあるよというメンツでした。
 キャラはだいたいこんな感じ。

◆イナガワ:30歳・男性・オカルト作家(PL女性)
  ※三流出版社に出入りするライター兼任小説家。中堅だがあんまり売れてない。アマツの先輩。オカルト好きだが現実主義者で、超自然現象には懐疑派。ときおり鋭い推理を見せる。

◆ウチダ:31歳・女性・大学病院勤務の医師(PL女性)
  ※インテリだけど長身で気が強く、趣味はムエィタイという、たちまくりキャラ。ニッタの依頼で検死に立ち会ったこともある。

◆ニッタ:39歳・男性・新宿署捜査一課の警部補(PL男性)
  ※安楽椅子刑事で頭脳労働担当。ふだんから拳銃すら所持せず。古畑任三郎タイプ。新宿界隈のホームレスとも親交があるところは、むしろ山さんタイプ?

◆ヤマモト:64歳・男性・元暴力団組長(PL男性)
  ※引退した親分さん。温厚な老人だが、昔は修羅場もくぐってきた。公園で散歩するのが趣味。

◆アマツ:20歳・男性・ライトノベル作家(PL男性)
  ※新進気鋭の若手作家。売れている。先輩に生意気な口を叩いて挑発するのが趣味。ガンマニアで、ヤマモト老人のツテで本物の銃を手にいれて悦に入っている。

◆カスガ:32歳・男性・新聞記者(PL男性)
  ※社会面担当の記者。政治経済方面にも強い。狩猟(ライフル)が趣味。

◆タカノ:25歳・女性・私立探偵(PL男性)
  ※父の探偵事務所を継いだばかりの若手女流探偵。〈隠れる〉のと〈追跡〉が得意な身軽キャラ。初の依頼は大学生の失踪という一見するとシンプルケースだったのだが、政府の陰謀が絡む、どえらい事態に。

 詳しいシナリオ内容はネタバレになるんでここでは書けないんですが、かなり抱腹絶倒のセッションになりましたよ。

 協力を求めたのはいいけとど、アクの強い探索者たちがてんでに勝手な行動をとるので、ちょっとあわあわ気味のタカノ探偵。
 敵に尋問されつつ、煙草の火を胸元におしあてられ、「あとで絶対殴ってやる!」と息巻くウチダ医師。(ラストでは見事にヘビ人間の首領に必殺の一撃を決めてご満悦でした)
 「んー……ウフフフフ。ところが、そうじゃないんですー」と、セッション中、始終古畑の物真似でしゃべって場をわかせるニッタ警部補。食屍鬼の秘密を知って真っ先に発狂しちゃうあたりがお茶目さん。
 それをシニカルに見守る、「鷹の爪団」のヨシダ君のようなアマツくん。(彼も発狂)
 地味にNPCとコンタクトを取り続け、最終作戦をとりまとめる学級委員のようなイナガワさん。
 知性派かとおもいきや、敵の本拠地ではライフルの腕前を遺憾なく発揮して、次々と冷静に敵をしとめるカスガ記者。

 一時的狂気は何人か出たのですが、結局死亡者ゼロで大団円を迎えました。

 あんまり綺麗な終わり方をしたんで、
「デッドリーなゲームだと聞いていたんですが、わりと死なないんですね」
 と、驚いている人もいたり。
 それはもう、みんなの作戦と決断と、偶然が功を奏しましたから。
 そう、イナガワさんは期せずして、敵の退路を塞ぐような行動をとっており、その場を逃げ出してさらに邪悪な怪物を召喚しようとたくらんでいたヘビ人間を追い詰めることに成功したのです。
 結果、このシナリオとしてはもっともスマートな方法で解決することができたのです。
 むろん、一歩間違えると個人の命なんか紙ペラのように吹っ飛ぶゲームであることは理解してもらえたようで、薄氷の上を踏むスリルを楽しんでもらえたみたいです。

 そうなんですよね。
 「死にやすいゲーム」「難しいゲーム」という印象が先行しすぎていて、『クトゥルフ』ってよく耳にするし興味はあるんだけど、遊ぶのは二の足を踏んじゃう、という人って多いんですよ。
 そうじゃなくて、みんなで協力してがんばれば、犠牲を最小限にしてクリアすることだってできるゲームなんです。というか、むしろそれを目指すゲームなんであり。

「これだったら、下手なファンタジーより遊びやすいかも」
「現代物って敬遠してましたけど、今度キーパーに挑戦してみます」
 という意見までいただいて、ルルイエ伝道師としてはもう、言うことのない一日でありましたよ。

 というわけで、参加されたみなさんお疲れ様でした。

 また遊びましょう。


 ……そして、「ごはん食べていきましょう」というみなさんのお誘いを断腸の思いで振り切り、バタバタと帰宅して速攻でシナリオを修正する坂東。
 おかげでなんとか原稿も間に合ったみたいであります。

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